ススキ オギを車窓に映じ・・・残暑と呼ぶにはいささか憚りのある日差しが収まらないままに、十月も半ばを過ぎました。 名松線沿線は、ススキやオギの穂が走行する列車のまきおこす風にたなびきます。 単機の列車は、秋化粧で彩なされた木々やコスモスを前景に軽快なディーゼル音とともに走ります。